9月4日(火) だいぶ日が空いてしまいましたが,どのみち,一度スケジュール登録すると,実時間で24時間は,学園から閉め出されてしまいます。長時間頑張れば,それだけ先に進めるヨソ様のゲームとは,だいぶ趣(おもむき)を異にしているのです。まさに, おかげで,のんびりプレイできますな。 さて,スケジュール結果が届いています。たっぷり寝た結果はいかに? チキーン
思い切り体力だけ増えています。寝る子は育つのです。 主人公の独り言によれば,「これだけ武術があがればコーやリンデルやモリッツと仲良くなれそう」な。そういえば,キャラクター設定によれば,コーはバーケット(バスケットボール),リンデルは武術魔法が大好き。モリッツは,リッカー(サッカー)の応援に余念がないわけで,みんなこぞって筋肉フェチなのでしたっけ。 でも,転校してきて早々,こういう情報に精通している主人公ってば,なかなか侮れない性格だとは思いませんか? って,私のことですですが。 さて,これで1週間のスケジュールは消化しました。 つまりは,今日はゲーム内時間で言うところでの日曜日なのです。 女の子を誘いにいくもよし,外へ出かけるもよし,さらにまた寝るもよし。いきなり告白!という選択肢もあります。まあ,男子として生まれたからには,ここで「いきなり告白」というのもありですが,まだ誰とも仲良くなっていないので,それはシステム的にできないようになっているみたいでした。ちッ。 とりあえず,「過去のゲーム作品では初等部終了時にはるか遠くの地方へ転校してしまうため,高等部の制服姿が本邦初公開(でもないか)」となるユーロス様のお姿を拝見するとしましょう。 行きましたるは治療魔法教室。死にかけた動物たちがヒーヒー行ってる実験室を想像していましたが,別段そういうアヤシイ場所ではないようです。 おお,ユーロスです,あそこにユーロスがいました! どうやら,こちらに気がついたようですっ。こちらに近づいてきますっ。 こちらにニッコリと微笑んでくれていますッ!! ピンクの長い髪の毛を,後ろで二つにしばって,ツインテールにしている少女。 どうやら,彼女は私を知っているようです。 「転校してきて早々1週間授業にも出ずに寝倒していた」この私を……! 休みの日だと言うのに,彼女はここで治療魔法の練習をしていたそうな。 「数少ない特技だから……」とはにかむ彼女。休日はたいてい,ここで練習をしているとのことで,いつでも遊びにきてくれと誘われてしまいました。 練習にもどる彼女の後ろ姿を見送る私に,ふと一抹の不安がよぎります。 はッ,もしかして「この私を治療魔法の実験体として目をつけている!?」 とか,思った直後,いきなり目の前でコケました。
心配して駆け寄ったところ,ずいぶん転倒には慣れているようです。 どうやら,治療の実験体は,十分間に合っているようで……。
恥ずかしさを誤魔化すかのようにパタパタと走り去る彼女の後ろ姿。 あきれて見送る私には,彼女がとてつもないそそっかしい娘に見えると同時に,じつはこれが巧妙な伏線で、彼女は重大な病気を抱えているのでは……との新しい不安がわき出てきたのでありました。 有意義に日曜日をすごした私は,翌週のスケジュール設定にといそしみます。 やべ,もう現実時間で,日付けが変わってますよ。 さすがに,また1週間寝てばかりというのも気まずいので,今週は武闘派をめざして,武術と武術魔法に専念したいと思います(でも最後の2日間はしっかり休息)。
スケジュール入力後はいままでのデータが自動保存されます。 また学園での行動ができるのは,現実時間で24時間後になるでしょう。 前のメニューにもどる 翌日の話 |